【完全版】ネステナー中間棚とは?収納効率を劇的に高める導入ガイド

倉庫や物流現場で「もっと空間を有効活用したい」と考えたことはありませんか?
そんな悩みに応えるのが、ネステナー中間棚です。

この記事では、ネステナー中間棚の【基本知識】から【種類・選び方】【導入メリット】【活用事例】まで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。


ネステナー中間棚とは?役割と基本構造

ネステナーとは、パレット積載物をそのまま立体収納できる「移動式ラック」のこと。
そこに中間棚(ネスロック、中間金具とも呼ばれます)を追加すると、通常一段しか置けないパレットを二段収納できるようになります。

  • 上部のデッドスペースを解消
  • 荷物の高さに応じた柔軟なレイアウトが可能
  • 倉庫内の保管効率が大幅アップ

つまり、1台あたりの収納量を倍増させるオプションなのです。


中間棚の種類と特徴

ネステナー中間棚には、大きく分けて以下のタイプがあります。

タイプ 特徴 後付け可否 耐荷重目安
溶接固定型 完全固定式。強度は高いが柔軟性に欠ける 不可(受注時指定) 約500kg
クランプ型 クランプで固定。既存ネステナーに後付け可能 約500kg
跳ね上げ式 使わない時は棚を跳ね上げて収納できる 約500kg
一体式伸縮型 伸縮可能な棚板一体型。省スペースにも対応 約500kg

ポイント

  • 後付け可能なタイプは柔軟な運用が可能。
  • 使用頻度や荷物特性に応じた選定が重要です。

中間棚のメリット|収納効率・デッドスペース解消

中間棚を導入すると、次のようなメリットが得られます。

✅ デッドスペース解消
✅ 荷物の高さに応じたレイアウト調整
✅ ネステナー台数の削減 → 倉庫スペースの有効活用
✅ 荷役作業の効率化

特に高さが低い荷物や少量多品種保管に抜群の効果を発揮します。


正ネステナー・逆ネステナーと中間棚の組み合わせ

  • 正ネステナーにも逆ネステナーにも中間棚は取り付け可能です。
  • 逆ネステナー(下に足が出る構造)は、もともと多段積みが得意。
  • 中間棚を組み合わせることで、さらに収納密度を高めることができます。

用途に合わせた組み合わせを検討しましょう。


導入時の注意点・選び方

中間棚選定時には、以下のポイントを必ず確認してください。

注意点 解説
後付け可否 溶接固定型は後付け不可。クランプ型は可能。
耐荷重 荷物重量に耐えられるか事前に確認。
特注条件 10台以上から対応のケースもあるため要注意。
安全性 クランプ固定式の場合、しっかりと締め付けができるか確認。

倉庫設計時にまとめて検討することで、コスト削減と効率化を同時に達成できます。


中間棚活用のレイアウト事例

  • 事例①:段ボール保管倉庫
    中間棚を追加して低背荷物を上下2段収納。倉庫全体の収容力が1.8倍に。
  • 事例②:自動車部品の中間保管
    バラ積みパーツ用に跳ね上げ式中間棚を導入。荷物の出し入れもスムーズに。
  • 事例③:EC物流センター
    SKU(品目)数が多い拠点で、一体型中間棚を活用しピッキング効率を向上。

中間棚の導入は、単なる保管効率化にとどまらず、作業効率向上にもつながります。


よくある質問(FAQ)

Q1. ネステナーに後付けできる中間棚はありますか?
👉 はい、クランプ型や跳ね上げ式は後付け可能です。

Q2. 中間棚の耐荷重は?
👉 標準で500kg前後。ただし、製品により異なるため要確認です。

Q3. 中間棚の価格は?
👉 1台あたり1万円~2万円前後が目安ですが、ロット数や仕様で変動します。

Q4. 納期はどれくらい?
👉 既製品なら1~2週間、特注品は1カ月以上かかる場合もあります。


【まとめ】ネステナー中間棚で倉庫を「最大活用」しよう!

ネステナー中間棚は、倉庫や物流現場における「空間のムダ」を徹底的になくす強力なアイテムです。

  • 収納量2倍
  • 作業効率アップ
  • スペースコスト削減

これらを同時に実現できるため、導入メリットは非常に大きいと言えます。

まずは無料相談・見積もりから、あなたの現場に最適な中間棚選びを始めてみませんか?

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