【完全版】ネステナーの正しい積み方|種類別手順と安全対策を徹底解説!

倉庫や物流現場で欠かせない「ネステナー」。
しかし、間違った積み方をすると、事故リスクが大幅に上がることをご存知でしょうか?

この記事では、ネステナーの【基本的な積み方】から、【種類別の正しい手順】【フォークリフト作業のコツ】【事故防止策】まで、現場初心者にもわかりやすく徹底解説します!


ネステナーの積み方とは?基本とメリット

ネステナーは、パレット積載物を立体的に保管できる「移動式ラック」。
正しく積み上げることで、次のメリットが得られます。

✅ 保管スペースの有効活用
✅ 作業効率アップ
✅ 荷物の安全確保
✅ 倉庫レイアウトの柔軟性向上

ただし、積み方を間違えると重大事故につながるリスクも…。
正しい知識を身につけましょう!


ネステナーの種類別積み方【正ネス・逆ネス/ピン式・レール式】

ネステナーには、種類ごとに適した積み方があります。

ネステナータイプ 特徴 積み方のポイント
正ネステナー 通常のフレーム構造。上に支柱が出ている。 直線的にまっすぐ垂直積み
逆ネステナー 支柱が下に伸びる構造。多段積みに強い。 重心バランスに特に注意
ピン式 ピンを穴に挿し込んで固定するタイプ。 ピンと穴を正確に合わせる
レール式 レール同士を平行にスライドして接続。 レールをストッパーまで押し込む

ここがポイント
👉 積み方を間違えると「ズレ」「落下」「横倒れ」などの事故原因になります。


フォークリフトを使ったネステナー積み上げ手順

【共通基本手順】

  1. フォークをしっかり差し込み、ネステナーを水平に持ち上げる
  2. 地上から60~90cmの高さに上げる
  3. 下段ネステナーのレール・ピンより5~10cm高い位置まで上昇
  4. そのままゆっくり前進し、接続部を合わせる
  5. 支柱やレールを目視で確認しながらゆっくり下降して接続完了

【ピン式積み方の注意点】

  • ピンと穴の位置を正確に合わせる
  • 片側だけ挿さっている状態はNG(転倒リスク大)
  • 最後に全ピンを目視確認してからフォークを抜く

✅ 小さなズレが大事故につながるので慎重に!


【レール式積み方の注意点】

  • レール同士を平行に合わせる
  • ストッパー部分までしっかり押し込む
  • 片側だけ引っかかっていないか目視確認を徹底

✅ 斜め積み・片当たりは絶対NG!


積み上げ時の安全対策とトラブル防止

積み上げ作業では、以下を必ず徹底してください。

✅ 積み上げ前にピン・レールの変形・損傷チェック
✅ 一段ごとに接続完了を目視確認
✅ フォークリフトの速度は時速3km以下
✅ 荷重バランスに注意(特に逆ネステナー)

【ヒヤリハット事例】
「片側ピン未挿入で荷崩れ」「斜め積みでフォークリフト転倒」など、わずかな油断が大事故につながるケースが実際に報告されています。


倉庫レイアウト・積載効率アップのコツ

積み上げ段数やレイアウトを工夫すれば、さらに効率化が可能です。

  • 天井高に応じて3~4段積みが基本(荷重と安全を両立)
  • 荷物の種類に応じた高さ設定を行う
  • フォークリフトの旋回半径を確保した通路幅を設計

さらに、ネステナー用中間棚を活用すれば、低背荷物を2段積みでき、収納効率が1.8倍以上になることも!

▶ [ネステナー中間棚とは?詳しくはこちら]


よくある質問(FAQ)

Q1. ネステナーの最大積載数は?
👉 通常3~4段が目安。ただし、ネステナーの耐荷重・現場状況によって異なります。

Q2. フォークリフト操作時に特に注意すべきことは?
👉 「ゆっくり・確実に」。接続部確認を怠らず、安全第一で作業しましょう。

Q3. ピン式とレール式、どちらが安全ですか?
👉 どちらも正しく積めば安全ですが、作業者の経験や現場条件によって最適な方式を選びましょう。


【まとめ】正しい積み方でネステナー運用を安全・効率化しよう!

ネステナーは、正しい積み方を守れば、
✅ スペース効率最大化
✅ 作業効率アップ
✅ 事故リスク最小化
を同時に実現できる、物流現場の心強い味方です。

積み上げの基本をマスターし、安全で効率的な倉庫運用を実現しましょう!

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